本日早朝の読売オンラインより。これは、もう「想定内」の動きである。もともと決議に参加するかどうか決めかねていた議員もたくさんいたようだが、日本の国会議員44名を中心とする「阿呆四十七士」の反対意見広告が、態度を保留していた米議員の反発を招き、決議案に賛成するようせしめたのであるから、アホな47人の行動はもはや恥の上塗りでしかなかったのである。
「米下院外交委「慰安婦」決議を採択…日本政府に謝罪要求
【ワシントン=五十嵐文】米下院外交委員会は26日午後(日本時間27日未明)、いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に公式謝罪を求める決議を採択した。
【ワシントン=五十嵐文】米下院外交委員会は26日午後(日本時間27日未明)、いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に公式謝罪を求める決議を採択した。
7月中にも本会議に送付、採決にかけられる公算が大きい。決議に法的拘束力はないが、日本国内の反発も予想される。
慰安婦問題での対日非難決議が下院委員会で採択されたのは、2006年9月に続き2回目。本会議で採択されれば、米議会史上初となる。
決議は今年1月31日、日系米国人のマイケル・ホンダ議員(民主党)が代表者として提出し、26日までに民主、共和両党の145人が共同提案者となった。日本政府が1930年代から第2次大戦にかけ、旧日本軍の『性奴隷』とするため若い女性の調達を公式に命じていたと指摘した上で、日本政府に「公式に責任を認め、謝罪し、歴史的な責任を受け入れる」よう要求。日本の首相には、公式な謝罪声明を出すよう求めている。
日本政府は、女性を強制的に性奴隷にしたなどの内容が客観的事実に基づいていないと主張、決議案の撤回や修正を求めていた。
(2007年6月27日3時15分 読売新聞)」
(2007年6月27日3時15分 読売新聞)」
安倍首相のカルト脳では、もはや解決不能である。慰安婦強制はなかったと強弁するそばから、白馬事件(スマラン事件)というオランダ人女性を強制連行して慰安婦とし、首謀者である南方軍幹部候補生隊の馬鹿者どもは日本軍当局の目こぼしで軍法会議にふされなかったが、戦後国際法廷で裁かれ、首謀者は死刑になっている事件の例が出されている。フィリピンやインドネシア、中国などでも慰安婦の強制化に関する証言や裁判記録など多く出されている。慰安婦の他にも、前記のようにアジア人たちにおこなった非道なことは、数々あるが未だ解決していない。
1941年(昭和16年)1月に陸軍大臣東條英機が示達した戦陣訓も、「本訓 其の三 第一」「戦陣の戒」には以下のようにあり、非戦闘員に対する暴力、虐殺、抑圧、さらに物資や軍夫の徴発や婦女子の強姦などを戒めている。
「六 敵産、敵資の保護に留意するを要す。徴発、押収、物資の燼滅等は規定に従ひ、必ず指揮官の命に依るべし。
七 皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能く無辜の住民を愛護すべし。
八 戦陣苟も酒色に心奪はれ、又は慾情に駆られて本心を失ひ、皇軍の威信を損じ、奉公の身を過るが如きことあるべからず。深く戒慎し、断じて武人の清節を汚さざらんことを期すべし。
九 怒を抑へ不満を制すべし。『怒は敵と思へ』と古人も教へたり。一瞬の激情悔を後日に残すこと多し。 」
しかし、これは南京大虐殺をはじめとして、当時の軍の士気が弛緩し、軍律が乱れ、非戦闘員へのかかる暴力、虐殺、略奪、強姦の類が日常茶飯事として行われていた、その裏返しで、戦陣訓のようなものを制定せざるを得なかったのである。南京大虐殺では、当事者である第十軍の兵員の資質も、問題になった。未教育であるだけでなく、軍律そのものがなっていなかった。そのあまりのひどさに服部卓四郎も嘆いたというが、服部卓四郎も軍の作戦課長などをつとめながら、辻政信とともに謀略に勤しんでいたのだから、どの口でいうとなるであろう。
「六 敵産、敵資の保護に留意するを要す。徴発、押収、物資の燼滅等は規定に従ひ、必ず指揮官の命に依るべし。
七 皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能く無辜の住民を愛護すべし。
八 戦陣苟も酒色に心奪はれ、又は慾情に駆られて本心を失ひ、皇軍の威信を損じ、奉公の身を過るが如きことあるべからず。深く戒慎し、断じて武人の清節を汚さざらんことを期すべし。
九 怒を抑へ不満を制すべし。『怒は敵と思へ』と古人も教へたり。一瞬の激情悔を後日に残すこと多し。 」
しかし、これは南京大虐殺をはじめとして、当時の軍の士気が弛緩し、軍律が乱れ、非戦闘員へのかかる暴力、虐殺、略奪、強姦の類が日常茶飯事として行われていた、その裏返しで、戦陣訓のようなものを制定せざるを得なかったのである。南京大虐殺では、当事者である第十軍の兵員の資質も、問題になった。未教育であるだけでなく、軍律そのものがなっていなかった。そのあまりのひどさに服部卓四郎も嘆いたというが、服部卓四郎も軍の作戦課長などをつとめながら、辻政信とともに謀略に勤しんでいたのだから、どの口でいうとなるであろう。
過去の罪を贖うのなら、正々堂々とすべきである。卑怯未練な言い訳など、今さら聞きたくもない。また、そんな連中を擁護し、歴史の真実を曲げようとする御用学者、曲学阿世の徒も共に天を戴きたくない。まずは政権交代し、それからである。
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